幻想的な印象を私たちに与えてくれるサンゴ。
植物だと思っている人も多いのではないでしょうか。実はサンゴは、クラゲやイソギンチャクの仲間で動物なんです。
また、サンゴは動物でありながら植物と同じく二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す働きがあります。
だからこそ、サンゴの周りには多くの生物が生息し、
環境の良い水質を作り出してくれます。

サンゴの本体はポリプと呼ばれ、サンゴは1つの群体に数百から数万のポリプが集まって出来ています。
これは、外敵から身を守るため自らのクローンを作り出し、個体数を増やしながら、骨格を広げていった形です。その為、サンゴを近くでよーく見てみると、
小さな触手のようなものが、いくつもあるのが分かると思います。

これまで、サンゴを飼育する上で問題になっていたのが、小さな水槽内にキレイな海水を用意することでした。
しかし、様々な飼育方法の確立や飼育機材が充実したことにより今では、ほぼ全ての種類のサンゴを飼育することが可能です。
私たちの生活の中で、より身近にサンゴを感じることが出来るようになりました。